フランスでストライキが起きたらどうやって確認して、移動手段はどうしたらいいんだろう。
今回はこういった疑問に答えるため、ストライキの確認方法と代替の交通の解説です。
フランスでは定期的にストライキが実施されます。過去に得た権利を維持するために政府に反対することがほとんどです。
しかし、そのことは良いのですが…観光客である私たちからは、やめて欲しいという気持ちにもなってしまいます。
今回はそんなフランスでストライキに遭遇してしまった際の情報の入手方法と代替手段の解説です。
まず覚えておきたいフランス語
フランスのストライキで、よく使用する単語が2つあるので、まずこちらを紹介です。
①Grève(グレーヴ)
【Grève】（グレーヴ）は「ストライキ」を意味するフランス語です。各交通機関の公式サイトやフランスのニュースで、この単語があった場合は要注意。
またストライキ中はこの単語を頼りに情報を調べることが可能です。
② Sur (シュー)
【Sur】（シュー）はストライキが実施されている交通機関のウェブサイトでよく使用される単語です。
英語での【On】や【Over】に当たる単語で、「上に」、「表面に」などの意味があります。しかしストライキでは、「…に対して」の意味で用いられます。
1 train sur 3
例えば上記のように使用され、「３本に１本」となります。つまり運行される電車が通常の三分の一のみということになります。
ストライキの情報確認方法
ストライキの情報は、遅くても2日前に通知され、大規模なものは数週間前に通知されます。また、大規模なものはニュースになるので把握しやすいですね。
以下、主要な交通機関のストライキ情報の確認方法です。
パリのメトロ：RATP
パリのメトロのストライキ情報は以下の公式サイトより確認できます。
また、RATPのスマホのアプリを起動しても、重要な情報として、すぐにストライキ情報を確認できるようになっています。
普段は乗り換え案内などで使用できるので、パリ旅行では入れておきたいアプリです。
パリのバス：RATP
パリのバスも以下の公式サイトより情報を確認できます。
また、バスに関しては以下のアプリを入れておくと確認が簡単です。
TGV, TER: SNCF
SNCFが運行する都市間を移動するTGV、TERもストライキがよく実行されます。
こちらも公式サイト、アプリを確認するのが一番です。
ストライキが実施されている場合、公式サイトの上部に【Grève】の単語があるので、そこをクリックしてください。
このアプリは便利で、TGVやTERの情報だけでなく、パリのストライキの情報も一括で知ることができます。
パリ以外に向かう方は絶対に入れておきたいアプリです。
その他のストライキ情報
以下のサイトで、フランスの進行中のストライキ、予定されているストライキ、発表されたストライキをそれぞれ知ることができます。フランス語なので、サイトをそのまま翻訳して利用するのがおすすめです。
また、カレンダーも用意されています。真っ白であることを願うばかり…。
３つの代替交通手段
考えられる代替手段として主に3つあります。
①タクシー
地下鉄を利用するよりも高くなってしまいますが、距離が離れているときは仕方ないですね。
目的地を伝えるのが不安な場合、GoogleMapなどで確実に伝えるのがおすすめです。
しかし、ストライキによって地上は普段よりも渋滞している可能性があるので、そこは気をつけてください。
②Uber
タクシーとほとんど同じですが、フランス語を使わずに目的地まで行ける、現金を払う必要がない、確実、などのメリットがあり、Uberを使用するのもおすすめです。
Uberは空港からパリに移動する際で高くて55ユーロと、固定制なのでそこも安心なポイントの1つですね。
③パリは意外と歩ける
交通手段じゃなくて申し訳ない…！しかし、パリは意外と歩いて回ることが可能です。
Le Parisienが、パリの主要箇所間の目安の時間マップを作ってくれているので、コピーや保存して持っておくのもありです。
メトロがなかなか来ないのを構内で待つくらいなら、パリの街並みを眺めながらの散歩もいいかもしれませんね！
最後に
以上、フランスのストライキの情報の確認方法と代替手段の解説、まとめでした。
パリ市内に留まり続ける場合は、歩けることも判明したのでまだいいのですが…問題は地方の移動ですよね！
フランスに旅行する際はぜひ上記の内容を参考にしてみてください。ストライキに合わせて日程を変えてみるのもおすすめです。
