断裁を必要としない非破壊スキャナー「Shine Ultra」って実際どうなんだろう?
今回はこんな疑問に答えるため、Shine UltraをIndiegogoというクラウドファンディングで購入したので、そのレビューです。
自炊する方法は、断裁する方法とそうでない方法があります。本を断裁するのは、図書館や友人から借りたものは無理なので、避ける必要があります。そこで、オーバーヘッド型のスキャナーのShine Ultraを購入しました。
断裁をしない非破壊スキャナーは、いくつか種類がありますが、ちゃんと補正してくれるスキャナーが必要です。いくつもあるスキャナーでコスパが良いのがCZURの作るスキャナーで、その中でShine Ultraのレビューです。
CZURのShine Ultraの基本的なレビュー
今回、レビューしていくのは、CZURの販売するこちらのShine Ultraになります。日本ではAmazonで購入ができるので、以下から見てみてください\( ・ω・)/
このブログで、紹介するためにいろいろ撮影して用意しましたが、画像では限界があるように感じたので、以下のYoutuberの方の動画を紹介します!笑
本の自炊の紹介は8分44秒から見ることができます。自炊の際の湾曲の補正の様子がわかります。
より具体的な操作方法は公式より出ています。英語ですが、操作方法などはわかると思います。
動画にない補足の点など
Amazonのレビューで「文庫本や新書サイズは湾曲の補正が歪む!」というものが垣間見れました。これは一部事実なのは確かです。確かに、筆者が新書をスキャンする際、どうしても右側のみがうまく自動で補正されず、いちいち手動で補正する、ということがありました。
これは、Shine Ultraのプログラムがサイズの小さい本を上手く捉えられていないことが原因でした。照明の具合や手の位置で本の端が画面外と認識されてしまいます。
そのため、小さい本はShine Ultraの照明を明るめに設定する、もしくは下敷きの黒が均一になるように、家の照明(特に窓からの自然光)を調整してあげることで、新書や文庫本もストレスなくスキャンできるようになります。
工夫次第でこの点も解消できますので、新書や文庫本が必ず補正が上手く動かない、ということではありませんんので、安心してください。
Shine Ultraのスキャン速度など
断裁しないため、どうしてもページを一枚一枚手動でめくる必要があり、時間はどうしてもかかってしまいます。
半年以上Shine Ultraを使用した筆者は、スキャンがぶれずに、かつ補正がキチンと動くようにするスキャンスピードは、100ページ/10分ほどになります。もちろんこれは、開きやすい本ほど早くなり、開きにくく抑える必要がある本はどうしても遅くなります。
仮にスキャンが失敗していた場合でも、そのページのみをスキャンし直すことも可能です。
日本語OCR精度など
これは初めに紹介した動画でも紹介されている通り、完璧ではないけど、ある程度は認識してくれるのが現状です。たまに数字が認識してくれなかったり、英語が混じると怪しくなります。
また縦書きもきちんと認識してくれます。PDFで文章を選択する際、きちんと縦と認識してコピーできたり、検索できるようになっています。
ただし文字を選択してハイライトしようとするとどうしてもハイライトが上手く機能しないことがあります。横の日本語のハイライトは上手く機能するので、なぜだかはわかりません…。
最低限のOCRはソフト内で完結するので、別途OCR等を用意する必要はないと思います。
最後に
著作権関係で実際の書籍をスキャンしている画像を全く添付していない記事となりましたが、CZURのShine Ultraは同価格帯のオーバーヘッド型スキャナーでは一番コスパがいいスキャナーだと感じました。
専門書はもちろん、新書、文庫本も照明に気を付けることによって綺麗にスキャンできるので、オーバーヘッド型のスキャナーが欲しい方にはぜひおすすめの商品です。
CZURのShine Ultraで質問がある場合はぜひ、コメントに記入していただくとできるだけすぐに返信と追記するので、よろしくお願いします。