iPadのノートアプリを探しててGoodNotes5がいいって聞いたけど、使い方とかってどうなんだろう?
今回は、こんな疑問を解決するために、いろいろ試行錯誤して、GoodNotes5で落ち着いた筆者による、GoodNotes5の使い方や設定などの解説・まとめです。
GoodNotes5の使い方を説明するため、どのノートアプリを使用しようかと迷っている方にも参考になると思います。またファイル管理の方法なども記載しているので、幅広い方に役に立つはずです。
それでは、iPadで有料アプリの頂点に君臨するGoodNotes5の使い方、設定などを見ていきましょう!
GoodNotes5の用途とは
まず、GoodNotes5の用途や、できることを見ていきたいと思います。用途やできることを知っている方は、飛ばしてくださいね!
基本的な用途・できること
GoodNotes5はその名の通り、ノートです。なので、ノート関連の機能は基本的になんでもあります。
例えば…
- 手書き用のペンツール3種類
- 消しゴム
- 蛍光ペン
- 画像添付
- PDF添付・書き込み
- 後からいろいろ変えれる投げ縄ツール
- アウトラインやブックマークなど
- などなど…
ノートを作成して、授業ノートや、メモ、日記などを書く時には、基本的に困ることのない、満足なアプリです。
また、PDFを読み込むことができるので、授業の参考資料やレジュメなどを読み込み、直接書き込む、なんてことも可能です。
応用してできること
ノートとしての機能はもちろんのこと、工夫次第でいろんな使い道が思いつくのが、このGoodNotes5です。
筆者の場合は、「読書」と「スケジュール帳」として毎日必ず使用しています。
読書をする場合は、紙の本を自炊(自分で電子化すること)をして、PDFファイルを作成し、それをGoodnotes5に読み込んでいます。もちろん、論文なんかもこのGoodNotes5で読んでいます。
GoodNotes5はPDFにすらすらと書き込めるため、蛍光ペンでラインを引ならがら、重要な点はブックマークをつけながら読んでいます。
また、スケジュール帳のテンプレをエクセルで作成し、PDFにしたものを同じくGoodNotes5に保存し、スケジュール帳として活用しています。さらにはPDF化したウェブサイト(ニュースなど)も、GoodNotes5で保存し、メモする時に利用しています。
このようにGoodNotes5は、ノートに必要な機能どころか、紙で行えることのほとんどを行うことができます。
同期もできるため、iPhoneから閲覧、編集も可能ですし、Macでもアプリ購入することでMacで閲覧・編集もできます。
ノート・ファイル管理
ノートの各種機能の紹介の前に、作成したノートがどのように保存されているのかを紹介します。
パソコンと同じように、ノートの他に、そのノートをまとめるフォルダを作成し、書類を管理することが可能です。名前や日付、タイプでソートも可能。
【大カテゴリー】→【小カテゴリー】などと分けて使いやすいように整理すると、後からも見やすくなるので、フォルダでのファイル管理は必須です。
また、ここから同じGoodNotes5を使用している友人などと共有しているファイルや、よく閲覧する書類も確認できます。
ノートそのものの管理
ノートそのものも分かりやすく管理できるので、使いたい機能を紹介します。
アウトライン
まずはアウトラインです。アウトラインは、ノートに目次のようなものを作成することができます。
議事録、講義ノートなど、1つのノートに連続して記載する場合は、このアウトラインを作成することで、より見やすく保存することができます。
自炊している方は、このアウトラインを目次として登録していくのがおすすめです。
ブックマーク
アウトラインの目次作成だけでなく、個別にブックマークを作成することが可能です。
ノート上部の「」からブックマークが登録できます。登録すると、「」となるので分かりやすいです。
ただし、ブックマークには名前をつけることができません、そのため、一覧でもどんなブックマークかを確認したい場合は、ノート上部に大きめにメモを書き入れておくのがおすすめです。
アウトラインとブックマークの確認
登録したアウトラインは、サイドバーを表示させることで確認できます。
同じく、ブックマークも確認することができます。
ブックマークはノートの状況も同時に確認できます。しかし、読書の場合、結局は読めないくらい小さい文字が表示されるだけです。
そのため、筆者は上の空白に、そのページの内容を大きめに記載して、ブックマークを作成しています。
ノートの各種機能の使い方・解説
さて、いよいよノートの各種機能の使い方・解説をしていきましょう\( ・ω・)/
1. ノートの作成・追加
1.1 ノートの作成
ノートの作成は、左上部にある「+」をタップすると出てくる選択肢で「ノート」を選択すると作成ができます。
新規ノートを作成する時は、デフォルトでもたくさんの種類が用意されているテンプレートを選択します。これがページを新規追加する際のデフォルトのノートとなります。
自分で作成したテンプレートも選択可能なので、オリジナルのノートテンプレートも選択ができます。
ノートは、普通の罫線のノート各種の他、「コーネル式ノート」、スケジュール帳、音楽用ノートなどのたくさんの既存のテンプレートから選択できます。色もサイズも変更できるので、基本的には困らないですね\( ・ω・)/
1.2 ノートの追加
最初に選択したテンプレートを引き続き追加する場合は、下から上に指でプルすることで、ページの追加が可能です。
または、右上のアイコンより、他のテンプレートの追加も可能です。
さらに、イメージや、スキャンした資料、その場で撮影した写真、PDFなどもそのままページとして追加することも可能です。
2. テンプレートの追加
外部からスケジュール帳など、よく使う自作テンプレートをすぐに読み込めるように保存が可能です。
テンプレートの追加は、右上の【設定】→【ノートのテンプレート】→【右の端にある+(読み込む)】から行うことが可能です。画像、もしくはファイルから直接読み込むことができます。
3. PDFや写真などの読み込み
PDFや写真などもそのまま読み込むことが可能です。
PDFの場合、PDFでのファイル内リンクなどの設定はそのままGoodNotes5でも利用可能です。これを利用してカレンダーなどを作っている方もいるようです。
また写真そのものに書き込みたい場合は、新規として写真を読み込むのがおすすめです。
すでに作成しているノートに、写真を貼り付けと書き込みはもちろん可能です。若干問題はあるのですが、それはなげなわツールの説明に記載しています。
4. ペン・蛍光ペン
4.1 ペンの種類
手書きの書く機能は「ペン」と「蛍光ペン」があります。
ペンには万年筆、ボールペン、筆ペンの3つがあり、それぞれ書いた時の太さに特徴があります。ボールペンが均一の太さ、筆ペンが筆圧に反応してくれます。万年筆はその中間です。英語も書くなら万年筆がお気に入りです。
4.2 直線・曲線で書ける機能
直線で引ける機能をONにしておくと、サッと引いた線を綺麗な直線にすることが可能です。(蛍光ペンのみON・OFF可能です。)
書類や読書でマーカーを引く時は、この「直線で書く機能」によって見やすくなります。他のPDFリーダーでは、意外とこの機能無かったりするので、筆者はGoodNotes5でマーカーを引いています。
この機能を利用すると、○や□などが綺麗に書けたりもします。
4.3 色と太さ
ペン・蛍光ペン共に「色」と「太さ」を3つ指定できます。
5. 消しゴム
ペンや蛍光ペンの一部、または全部消せるのが消しゴム機能です。Apple pencilを使用している場合は、ペンをダブルタップすると消しゴムに切り替わります。
至って普通の消しゴム機能で、大きさは3つがプリセットされています。大きさの変更はありませんが、以下の面白い機能があります。
ページそのものを消してくれる他、ストローク全体や蛍光ペンのみ消してくれる機能もあります。
自動選択解除は、Apple pencilを使用している時に、ダブルタップで消しゴムに切り替わりますが、ペン先を画面から離すと元に使っていた機能にすぐに戻るという機能です。なので、下のGIFのように、消したあとすぐにラインマーカーを引くことができています。
自動選択解除は慣れると便利なので、Apple pencilを使用している場合はぜひ利用してみてください。
6. シェイプ
このシェイプをONにしておくと、直線や図形だけを書くことができます。図形や直線のみで、文字を書く必要のない場面にONにしておくと便利です。
シェイプの対象はペンのみです。蛍光ペンは、蛍光ペンの設定にて【直線を描く】をONにすることで、蛍光ペンの直線や図形が書けます。
またその他に、「押したままにしてスナップが必要です」や「他の形にスナップ」、「塗りつぶしのカラー」の3つがオプションで選択できます。
6.1 押したままにしてスナップが必要です
これは名前がややこしいですが、ONの場合はいろんな角度の線が引くことができます。自由な直線が引けるということです。
OFFの場合は、引いた線を垂直や水平に直してくれることが多くなります。垂直や水平の直線を引きたい場合はOFFにしておくといいですね。
OFFにしている時は、若干斜めになっている線も水平に直してくれています。
6.2 他の形にスナップ
他の形に綺麗にくっつけることができるのが、「他の形にスナップ」です。
図形を複数で連続させる時に便利な機能です。
6.3 塗りつぶしのカラー
図形を塗りつぶすことも可能です。塗りつぶしの色は、背景もわかるくらいの薄さで、見やすさには変化なさそうです。
塗りつぶしのカラーの後に、すぐに「戻る↩︎」を選択すると、なぜか塗りつぶしにカラーはそのまま残ります。何かに使える…かも?笑
7. なげなわツール
なげなわツールで、文字や図形、イメージを囲うと、「場所」、「サイズ」、「色」が変更できる他、コピーや、選択部分だけのスクリーンショットなどが可能です。
変更したい場所をなげなわツールで選択し、指でタップすると、選択肢が現れます。
7.1 選択する対象の選択
デフォルトでは、「手書き」、「イメージ」、「テキスト」の全てがなげなわで選択できるようになっています。
7.2 カラーやサイズの変更
なげなわで選択することによって、カラーやサイズ、当然場所も変更することができます。
7.3 スクリーンショットを撮る
なげなわで選択した範囲のみをスクリーンショットで撮ることもできちゃいます。
7.4 テキストに変換
手書き文字を選択し、「変換」を選択することで、テキストデータに変換されます。
英語ももちろん変換可能です。結構、認識の精度は高めです。
7.5 コピー、「カット」と「削除」の違い
コピーは囲ったものを複製したい時に使用します。コピーした後は、「なげなわツール」、イメージ・写真挿入、テキスト入力のいずれかを選択している場合はApple pencilで、もしくは指で画面を少し強く押すと「ペースト」が出てくるので、これでペーストができます。
「カット」と「削除」、どちらも似たような機能で、とりあえずその場所からは削除されます。
ただし、「カット」の場合は、コピーされた状態になるので、任意の場所で「ペースト」をすることで、再び登場させることができます。例えば、ページがとても離れているところに移動させたい場合、「カット」をし、移動させたいページに「ペースト」する、といった使い方ができます。
8. イメージ添付
アルバムからイメージをノートに添付することができます。ノートに添付したい画像などを選択し、ノートでその大きさや比率などを変更することが可能です。
また、読み込んだイメージに直接書き込むことも可能です。消しゴムツールでも、写真そのものは消えません。イメージを消したい場合は、「×」で消すことが可能です。
9. 写真撮影→そのまま添付
8.イメージ添付と同様の機能です。写真を撮影したものをすぐにノートに貼り付けることが可能です。
注意点も8,イメージ添付と同様です!
10. テキスト入力
手書きだけでなく、テキストの入力も可能です。iPadでキーボードを利用する時や、PCから編集する時によく使う機能です。
ただし、主体的に使うのは向いていない気がします。
入力したコピーを指で強くタップし、そのままドラッグすることでコピペが簡単にできます。
さらに、テキストに簡単な装飾ができます。背景色の他、角の丸み、余白なども調整できます。
11. レーザーポイント
ZoomなどでGoodNotes5を画面共有した時になどに有効なレーザーポイントの機能もあります。
レーザーポイントは、ピンポイントのみを示せるものと、跡が残るので、文字や範囲を指定しやすいものの2種類あります。
12. 拡大機能
拡大機能はその名の通り、一部を拡大してくれます。細部に書き込みたい場合などに有効です。ただし、Mac版にはありません。
この拡大機能を使用しなくても拡大することは可能ですが、この拡大機能を使用して拡大をすると、全体を確認しながら拡大することができます。
その他の機能
1. Apple Pencilの機能
Apple pencilの第二世代を使用している方は、Apple pencilをダブルタップすることで、消しゴムツールへの切替が素早くできます。
画面をわざわざタップしてツールを切り替える必要がないので、覚えておくと楽です。
また、消しゴム機能の「自動選択解除」をONにしておくと、消しゴムツールを使い終わったらすぐに元のツールに戻してくれます。これも慣れると楽です。
2. 指でのアクション
いくつか指でできるアクションもあるので紹介しておきます。
2.1 何もないところを長押し
何も記載していないところを長押しすると、「拡大/縮小」を選択できます。これは「拡大機能」と同じです。
また、すでに図形やテキストなどをコピーしている場合は、「ペースト」が現れます。これで図形やテキストなどを複製することが可能です。
2.2 3本指で「取り消す」「やり直す」
2本指のアクションはお馴染みのピンチアウトですが、3本指は「取り消す」と「やり直す」の役割があります。
- 「取り消す」:3本指で右から左(←)にスライド
- 「やり直す」:3本指で左から右(→)にスライド
これも、慣れておくと時間が短縮できます\( ・ω・)/
*4本以上はiPadそのものの操作になります。
3. 書き出し機能・共同製作
作成したノートをPDFやイメージに書き出し、また共有することが可能です。書き出しマークよりいずれも選択が可能です。
3.1 書き出し機能
書き出す範囲、また書き出す形式をそれぞれ選ぶことができます。書き出せる形式は以下です。
- PDF(フラット化済み;書き出し後編集不可)
- PDF(編集可能)
- イメージ(zipでも可能)
- GoodNotes形式
PDFで書き出すことが多いと思いますが、後から編集し直す可能性がある場合はフラット化の選択は外す必要があります。
3.2 共同製作
GoodNotes5を利用している同士で共有することが可能です。共有はリンクを共有することで可能です。リンクの共有をオフにすることで共有を解除することができます。
また共有ファイルは、「共有済み」のタブでそれぞれ確認ができ、すぐにアクセスが可能です。
4. 検索
検索ツールを使用することで、GoodNotes5にある全てのファイルを検索することができます。
この検索の対象は、テキストデータだけでなく、手書きの文字も対象となるので、かなり便利です。
5. iCloudでデバイス間で共有
iCloudを利用している場合は設定することで、簡単に全てのデバイスで最新の状態で共有することができます。
PDFを多様したりする場合は、iCloudを設定し、Macでファイルを追加などの操作を行うのがおすすめです。読む時は、iPadで同期されていればすぐに読むことが可能!
最後に
Goodnotes5はiPadを買ったその日にダウンロードし、読書用のアプリとしてずっと愛用しています。ぜひ、今回の内容を参考にしてみてください\( ・ω・)/
もしiPadやApple pencilを購入していない場合は、Amazonでの購入がおすすめです。公式と値段が変わらないため、Amazonのポイント分がお得になります。
*ただし、返品する可能性がある場合は公式で購入してください。また学生は、学生価格で購入できるので公式での購入がおすすめです。