大学での講義・授業って高校からとは全然違う…。ノートの取り方もコツってあるのかな?
今回は、こんな疑問にお答えするために、現役の大学院生のノートをとる時に気をつけていた点の実例を紹介します。
大学になると、ノートをとると言っても、これまでと同様に紙のノートにするか、それともPC、あるいはiPadで…と様々な選択肢があると思います。
ですが今回は、そのノートの形式を問わず、どの形式でも使えるコツを紹介したいと思います。ただし、筆者は文系学部出身なので、文系向けとなります。
大学で講義・授業ノートをとるとは
まずは、「大学の講義・授業でノートをとること」について押さえておきたいと思います。これを押さえるだけで、全然違うはずです!
高校と大学の講義・授業スタイルの違い
高校と大学では、講義・授業のスタイルがそもそも異なるので、そこを抑えたノートの取り方をする必要があります。
例えば、高校での授業の場合、大体が黒板に書いてあることを写す、というノートの取り方だったと思います。ノート提出、なんてこともあったので、必死に写す場合もあったように思います。
しかし、大学では先生によって黒板をほとんど使用しないことも。あるいはパワーポイント(PPT)やレジュメで要点をまとめているものを配布することもあります。
そのため、大学での「ノートをとる」というのは、先生の発言のメモであったり、自分との知識との関連付けであったりします。PPTやレジュメがある場合、要点がそこにあるため、それを理解するためにノートをとります。
そもそも、先生によっては、ひたすら喋り続けることもあるので、逐一ノートをとっていると間に合わないこともしばしば。そのため、レジュメにない要点や疑問点を、ササッと記入していくのがメインになることが多いです。
大学の講義・授業では自分の理解のために「メモをとる」ことと、ほとんど同じような意味ですね!
ノートを見て、講義・授業を思い出せるレベルが理想
講義・授業を聴いている時は理解したつもりでも、後になると記憶にすら残っていない場合があります。ましてや、あんまり興味がない分野だと、なおさら記憶に残ってくれません。
そのため、後から見ても自分が理解できるレベルでノートをとることがおすすめです。
先ほど書いたように、PPTやレジュメには要点が記載されているのが、ほとんどです。先生はその要点の説明のために、口頭で説明してくれることがしばしば。
そのため、先生の「説明」や「例え」というのを「流れ」で押さえれるように、書いていくのがおすすめです。
「なぜ」とか「どのように」といった疑問と、それに提示された回答や、自分なりの答えなどを書いていくのもいいですね。
そして、このようなノートを後から見て、その講義・授業が思い出せるのがベターです!つまりは、未来の自分に説明できるようなノートを取ろう!ということです。
(もっと言うと、ノートを見返して友人などに説明できるレベルだとベスト!)
すぐに実践できる講義/授業ノートの取り方のコツ
これまでのことを押さえた上で、筆者の経験を元に講義・授業ノートの取り方のコツを紹介していきたいと思います。
0. 筆者の実際のノート例
大学時代の筆者の講義・授業ノートの例がこちら。
うーん、全てが走り書きで、崩し書き!そして黒い!笑
ただし、自分の字の癖、略語、行書体の癖などを理解しているため筆者は理解可能。あくまでも自分の理解のためのノートなので、あくまでも内容を押さえれているとOKです。
ちなみに使っているノートは無地の「紳士なノート A4」です。値段はAmazonでなんと752円!ただ、Amazonはかなり安めで販売してくれています。
ちょっとどころじゃなく、高めの高級なノートですが、紙の「触り心地が最高」なのでかなりおすすめです。モチベーションも高まります。値段の価値は十分にあるので、ぜひ。
1. 色の役割を決めておく
筆者はペンの色に役割を持たせ、ノートを素早く取れるようにしていました。
例えば…
- 黒色:授業の内容、ポイントなど全般
- 緑色:先生の口頭での説明、あるいは雑談のメモ
- 青色:自分の感想、授業と全く関係ないメモ
このように役割を決めていました。赤色は、赤色だけが目立ちすぎるのを嫌って、「黒」、「緑」、「青」の三色に落ち着きました。
また、ノートの例を見てもらうとわかるように、ほとんどが黒色です。これは、筆者がそんなにカラフルなノートを作る気がないのに加え、先生の雑談などを黒字で書いても、あとで他の色でアンダーラインを引くことでカバーしていたからです。
先生によっては、雑談が多いこともしばしば。全く関係ないことも多いですが、雑談がそのまま授業の内容に関連することもあります。興味深いことを話していると思ったら、「緑」でノートをとるようにしていました。
そして、青は「感想」と「ふと浮かんだ雑念」をメモする色です。例えば、他の自分の持っている知識をメモで関連付けたり、ノートの端っこに「今日、○○忘れない」、「●●の定義確認」などとメモをします。このメモすることで、頭から雑念を消すことができるので、結構おすすめだったりします。
2. 小見出しをつけておく
これも先生によりますが、話があっちこっちに行ったりする先生もいます。自分がどこにいるのかを見失わないために、ノートには「話の内容の小見出し」をつけておくと安心です。後から見返しても、わかりやすくなります。
例えば、政治学で、権力の話をしていると「権力について」などと小見出しを書いておきます。
PCでも紙でも、小見出しのマークを決めておくと、小見出しとわかるでしょう。PCなどで、ノートをとっている時は、文字の大きさを変えるより、特定のマークを入力した方が早いはず。
例えば、特にPCのノートで、筆者は「○」を小見出しのマークとして使用していました。大きな「○」を小見出しとし、以下で箇条書きをする時は「・」でOKなので、書きやすくもなります。
3. 見返した時のために、空白を開けておく
ノートはギチギチにとる方も多いと思いますが、そのページでノートとして完結させるには、空白を多めにとっておくことが必要です。
空白をとっておくことで、試験勉強の時などに、補足のメモをそこに書き入れることができます。そうすることで、そのノートを見返すだけで、試験対策もできる万能なノートにもなります。
空白の場所のおすすめは、左右のどちらで、1/5くらいです。
また、後で書き足す場合は、黒以外の色で書き込むようにしていました。場所と色でいつ書き込んだのか判断できるようにするためです。
Goodnotesでノートをとる時はできるだけ空白を残すようにした方がいいと思います。Evernoteの場合は特に関係ないですね!
まとめ
筆者の実例から見たコツは、以下の3つに関するものでした。
- 色の役割を決めておく
- 小見出しをつけておく
- 見返した時のために空白を開けておく
ノートは、あくまでも自分の理解のためのものです。綺麗に作成することよりも、未来の自分が見返して理解でき、さらには友人にも説明ができるようなノートが理想です。
ぜひ筆者の実例や今回紹介したコツを自分流にアレンジして大学の講義・授業ノートを作成してみてください!\( ・ω・)/
紙のノートは「紳士なノート」がおすすめです。ぜひ使ってみてくださいね\( ・ω・)/