最近、語学を始めたんだけど、そういえば辞書ってなにがいいのかな?メリット、デメリットを知りたいな!
今回はこんな疑問に答えるために、紙辞書と電子辞書のメリット、さらにそれに加えて辞書アプリのメリットを比較しています。デメリットもちゃんと確認していきます!
これらは、用途によって使い分けるべきだとは個人的に考えています。しかしメインに使うのはどれかに絞らざるをえません。その参考になればと思い書きました。
先に言ってしまうと、個人的にはアプリ推しです。ただし、環境(高校など)によっては厳しいと思うので、電子辞書との比較も可能です。
ということで、今回は電子辞書のメリット比較!さらに辞書アプリとも比較していきます。
紙辞書
よく知っている形の紙辞書。ずっしりと存在感はたっぷりですがメリット・デメリットはどうでしょうか。
紙辞書のメリット
一覧性に優れている
調べる際に見開きで一覧で見ることができます。また単語ごとにページが分かれているわけではないので前後の単語、しかもその派生形などを同時に見ることができます。
長持ちする
破れたり浸水しない限り長持ちします。また日本で売っている辞書の紙質もとても良い。さらさらできもち良いです。笑
直接書き込みができる
例えば、なかなか覚えれない、何回も引く単語にマーカーなどで目印をつけることができます。これは電子ではなかなか厳しいところですね。
価格が電子辞書に比べ安い
電子辞書には目的の辞書以外にもさまざまな辞書が入っていたりそもそもの機械の分が値段に反映されます。紙辞書の場合は目的の辞書ごとに買えば良いだけなので費用を抑えることができます。
紙辞書のデメリット
携帯性に欠ける
辞書1つなら問題はないですが、例えば英語の学習の際に英和・和英に加えコロケーションや英英辞書を持つとなると、かさ張る上に重くて持ち運びが嫌になります。
単語を引くのに時間がかかる
単語を引くのは手動であるため、目的の単語を探すのには慣れるまで時間がかかります。
むしろこの手間が単語のスペルを覚えるのにいい!という意見もあります。
私はその語彙の類似性などで単語を覚えるので、これが重要だとは思いません。
音声で発音の確認ができない
これとっても重要です。
英語をはじめ外国語は日本語のカタカナやひらがなでは表現しきれない発音がたくさんあります。
ある程度、言語の習得ができれば発音記号や決まりなどで発音がわかったりするのですが、初学者には厳しいものがあります。
英語は特に発音がバラバラなので、音声が欲しいです。フランス語は、発音にパターンがあるので、基本的には大丈夫です。
電子辞書
最近は完全に定着したこちらの電子辞書。学校などでも積極的に販売され人気がある辞書ですね。
授業中にスマホを出してはいけない場合は電子辞書のメリットが大きいといえますね!
電子辞書は、私の高校時代のお供、エクスワードシリーズがおすすめです。
電子辞書のメリット
紙辞書に比べ小さく軽く携帯性に優れる
授業中や旅行先でも使えます。軽いし薄いしで全然平気。
いろいろな辞書をたった1つで持ち歩ける
電子辞書には外国語はもちろん、日本語辞書、辞典や古語辞典、百科事典なんかも入っています。
言語のレベルを超えるもの、例えば文化などのことも調べることが1つでできてしまいます。便利。
ジャンプ機能がある
電子辞書はもちろん例文も見ることができます。
ある単語を調べてから例文を見るとそこにも気になる単語が…。こういう状況で電子辞書であればその単語をタップするとすぐに意味を知ることができます。
うろ覚えでも検索ができる
「?」や「-」を使用することによって、スペルを完全に覚えていなくても検索が容易になります。
少なくとも、辞書よりは早く検索ができてしまいます。
音声で発音が確認できる
これ重要です。スペルを知っていても発音を知らないと聞き取ることも伝えることもできないです。
ネイティブの音声で聞くことは本当に重要。速度もゆっくりにできます。
登録機能がある
よく引く単語や、意味のたくさんある基本単語を登録しておけば、いちいち検索しなくても済むようになり、復習がしやすくなります。
電子辞書のデメリット
値段が高い
初期費用が高くなってしまいます。いろいろな辞書も入っていることを考えると本当はコストパフォーマンス的にお得。
しかし、そもそもそんなに辞書あっても使いこなせないのが現実。
また、置きっぱなしにすると盗まれる可能性があります。もう何年も前になるのですが、私の通っていた高校では、電子辞書の盗難が相次いだ時期がありました。高価なので、キチンと管理しておかないといけませんね。
寿命がある
電子機器なので画面が割れたり浸水、あるいは純粋な寿命が遅かれ早かれやってきます。仕方ないですが、そうなった場合、純粋に買い換えるしかありません。
辞書アプリ
スマートフォンが普及してからこちらを使用する方も私の周りでは増えている辞書アプリ。実際にフランス語の辞書アプリを使用しているのでぜひこちらも参考にしてみてください。
辞書アプリのメリット
電子辞書のメリットをすべて網羅している
例えば旅行先で街歩きをしている際にわからない単語が出てきたら…どうしますか?電子辞書を取り出して調べますか?
私ならスマホをポケットから取り出し辞書アプリでパパっと調べてしまいます。電子辞書をポケットに入れて持ち運ぶなら、スマホのようにすぐに取り出せるのでいいと思いますが、そういう方はなかなかいないのではないでしょうか。
また使い慣れたキーボートで片手で検索ができます。電子辞書の場合は机に置けば片手で検索できますが、何かしらの支えが必要になります。そう考えるとスマホでパパッと調べれるのはかなり便利です。
いろんなデバイスで使用できる
スマホを買い替えたときにも一度購入していれば、再インストールすることができるので長く使うことができます。また家族と共有もできます。
コピぺができる
これも重要な機能の一つです。インターネットで調べものをしているときにわからない単語があればコピペして辞書で調べるたけでよいです。
また外国語でSNSをしているときなど、使いたい表現があればコピペしてサッと使うことができます。
オフラインでもOK
例え海外で電波を持っていなくても使用できます。どこでも検索できるのは重要です。
辞書アプリのデメリット
アプリにしては割高
有料のアプリは600円くらいならまだすぐに手を出しやすいですが、こちらの辞書アプリはほとんどが3000円以上します。これに抵抗感を覚える方も多いです。
誘惑が多い
これも大切なことの1つです。スマートフォンでのアプリにしてしまうと各種SNSの通知が来たり、他のアプリで遊んでしまったり…。
しかし家で勉強していても同じ環境だと思います。テレビあったり漫画が目の前にあったり。
誘惑が電子化して襲ってくるだけなので使う人次第です。
授業中に使用できない場合がある
高校生の方なんかは授業中にスマホを使用することができないということもあるのではないでしょうか。大学の授業でも先生によっては禁止されています。
こういった場合は先生に質問して先生を辞書が変わりにするのがおすすめです(?)
最後に:まとめ
辞書はあくまでもツールなので、辞書で調べることが目的ではありません。そのためこのメリットデメリットを見たうえで好きなものを使ってほしいです。使う人次第ですね。
そのうえであえてオススメをするとしたら「辞書アプリ」です。やはり普段から持ち歩くスマホをより便利にするアプリですし、何より手ごろです。
そしてそんなに使い分けることができない私はいるものだけを入れることで解決しました。私は英語学習用に英英辞書、またフランス語学習用にプチロワイヤルとPetit Robertという仏仏辞書の3点をインストールしています。
学生の方でどうしても辞書を!という方はこちらのカシオの電子辞書がオススメです。
大学でも十分に使えるモデルで、第二言語はSDカードで追加することができます。詳しくはこちら。
私の場合は高校生の間は電子辞書を使用し、大学生では辞書アプリを使用していました。フランスに留学に行った時でも、そのまま辞書アプリを使用しています。
繰り返すことになるのですが、辞書はあくまでもツールなので、辞書を使う人によって違ってきます。
例えば辞書アプリを使用して誘惑に負けて他のことをしてしまったとしても、その責任は辞書アプリにはありません。
ぜひ使用する環境と自分と相談して辞書を選んでみてください!